10 コマンドフォーマット
Config/DeepSleepモードにて、本セクションで説明するコマンドにより、モジュールのレジスタ設定値の読み出しおよび書き込みを行うことができます。
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10.1 コマンド一覧モジュールのレジスタ設定値の読み出し/書き込みに使用するコマンドおよび状態レジスタのフラグをリセットするコマンドの書式について説明します。
- レジスタ読み出し/書き込みコマンド
Config/DeepSleepモード(mode 3)において、表 16のコマンドでレジスタの設定値を読み出しおよび、表 17のコマンドで書き込みを行うことができます。
表 16 レジスタ読み出しコマンド
command | Starting address | length | parameter | |
---|---|---|---|---|
TXD | 0xC1 | <レジスタ番号> | <読み出し数> | |
RXD | 0xC1 | <レジスタ番号> | <読み出し数> | <レジスタ値> |
表 17 レジスタ書き込みコマンド
command | Starting address | length | parameter | |
---|---|---|---|---|
TXD | 0xC0 | <レジスタ番号> | <書き込み数> | <レジスタ値> |
RXD | 0xC1 | <レジスタ番号> | <読み出し数> | <レジスタ値> |
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10.2 コマンド操作手順10.1節で説明したコマンドの書式に従って、MCUから本モジュールへのコマンド操作を行う際の手順について説明します。
- レジスタ読み出しコマンド
Config/DeepSleepモード(mode 3)において、本モジュールのレジスタ設定値を読み出す際のコマンドバイト列を図 28に示します。表 16の通り、「読み出しコマンド0xC1」、「読み出し開始アドレス」、「読み出し数」の順番でバイト列を入力します。
図 28 MCUから本モジュールへのレジスタ読み出しコマンド
本モジュールからMCUへのレジスタ読み出しレスポンスのバイト列を図 29に示します。表 16の通り、「読み出しコマンド0xC1」、「読み出し開始アドレス」、「読み出し数」、「レジスタ値」の順番でバイト列が出力されます。
図 29 本モジュールからMCUへのレジスタ読み出しレスポンス
- レジスタ書き込みコマンド
Config/DeepSleepモード(mode 3)において、本モジュールのレジスタへ設定値を書き込む際のコマンドバイト列を図 30に示します。表 17の通り、「書き込みコマンド0xC0」、「書き込み開始アドレス」、「書き込み数」、「レジスタ値」の順番でバイト列を入力します。
図 30 MCUから本モジュールへのレジスタ書き込みコマンド
本モジュールからMCUへのレジスタ書き込みレスポンスのバイト列を図 31に示します。表 17の通り、「読み出しコマンド0xC1」、「読み出し開始アドレス」、「読み出し数」、「レジスタ値」の順番でバイト列が出力されます。
図 31 本モジュールからMCUへのレジスタ書き込みレスポンス
- 本モジュールからMCUへのコマンドエラーレスポンス(UART出力)
コマンドの書式が間違っている場合、もしくは、無効なレジスタを読み出したとき等は、エラーレスポンスとして、図 32に示している通りバイト列[0xFF, 0xFF, 0xFF]が返ります。
図 32 本モジュールからMCUへのエラーレスポンスバイト列