RF modules

NMEA出力情報補足

選択可能な衛星

マニュアルのコマンド115に記載はあるのですが、Galieoには対応していません。
また、BeidouとGlonasは排他的に選ぶ必要があります。

なので、可能な組み合わせとしては、
・GPS
・GPS + QZSS
・GPS + Glonas
・GPS + BeiDou
・GPS + QZSS + Glonas
・GPS + QZSS + BeiDou
となります。

QZSSに関して

コマンド113は、QZSS NMEAフォーマットを出力するか切り替えているだけで、
QZSS自体のオン/オフをしているわけではありません。

QZSS自体のオン/オフはコマンド114で行います。
デフォルトでオンになっていると思います。

コマンド115ではGPS(QZSSを含む)、Glonass、Beidouのオン/オフ切り替えができます。

ですので、
・GPS + QZSS
の組み合わせを試す場合は、
$PGKC115,1,0,0,0*2B
このコマンドを実行するだけで大丈夫です。

QZSSはGPSの一部として、$GPGSAや$GPGSVのセンテンス内に出力されますが、
GPSとQZSSを分けて出力する場合は、
$PGKC113,1*31
このコマンドを実行することで、QZSSは$QZQSAや$QZGSVのセンテンスとして出力されます。

出力される位置情報

センテンス「GNGGA」で出力される位置情報(緯度/経度)は、
コマンド115で設定した衛星の組み合わせを複合した結果が出力されています。

コマンド115で、GPS+BeiDouを組み合わせた場合に、以下のような出力が出ていると思います。
見やすいように空白を開けています。

この出力を例にとって見ると、
GGAセンテンスの6項目めが測位利用衛星数を表すので、11基利用していることがわかります。

GSAセンテンスの3~14項目めが測位利用衛星番号を表すので、11基の内訳として、
GPSでは”07,13,195,20,02,30″の6基利用していて、
北斗では”29,39,37,20,16″の5基利用しています。

GSVセンテンスからはビュー内に捕捉した個々の衛星の位置や信号レベルが分かり、
“衛星番号,仰角,方位角,SN比”が出力されています。
例えばGPSの衛星番号07番の場合、”衛星番号,仰角,方位角,SN比” = “07,22,052,38”となっています。

$GNGGA,020022.000,3444.74165,N,13545.84804,E,1, 11, 1.65,138.14,M,34.82,M,,70
$GPGSA,M,3, 07,13,195,20,02,30,,,,,,,,,, 1.88,1.65,0.90
13
$BDGSA,M,3, 29,39,37,20,16,,,,,,,,,,, 1.88,1.65,0.9039
$GPGSV,2,1,08, 193,86,029,18, 02,65,158,43, 13,65,224,28, 20,64,040,44
44
$GPGSV,2,2,08, 195,46,189,34, 30,38,086,41, 07,22,052,38, 06, , ,23 76
$BDGSV,2,1,06, 01,49,165, , 39,48,211,34, 20,48,044,41, 29,43,205,36
65
$BDGSV,2,2,06, 16,39,209,35, 37,20,079,36 63
$GNRMC,020022.000,A,3444.74165,N,13545.84804,E,0.000,0.00,191021,,,A
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