よくあるご質問(Q&A)

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ご購入前のご質問

製品共通

税抜8,000円以上:無料
税抜8,000円未満:有料

・ネコポス(税抜500円)
※ネコポスで配送可能な場合に限ります。
※日付指定はできません。

・宅急便(税抜1,000円)
※ネコポスでの配送が難しい場合は宅急便となります。
※日付指定の場合は宅急便となります。

弊社からご案内しているアンテナ以外は、お客様の責任にて電波法の下ご判断ください。

設計認証では、アンテナの登録が必須(セット)になっておりますため、他社製含む、登録認証済みのものを弊社からアンテナリストとしてご案内しています。
アンテナ利得は、原則 3dBi以下となります。
独自アンテナの利用は、弊社での取得済みの設計認証の範囲を超えますので、お客様の責任にて電波法の下ご判断ください。

可能な場合もありますが、カスタマイズ製造となりアンテナ登録も再度行う必要があるため、必要数量にもよりますが、かなり割高になってしまいます。


LoRa

LPWA (Low Power Wide Area) の1つで、米国のSEMTECH 社が策定した無線通信方式です。
※LPWAとは、低消費電力で長距離のデータ通信を可能とする無線通信技術です。

■高受信感度による広域・長距離通信
低データレート通信にすることで、広域・長距離通信を実現。
■低消費電力
デバイス間のデータ通信速度を抑える代わりに、低消費電力で長時間稼働を実現。
■低コスト
弊社LoRaモジュールは、他社メーカーのモジュールと比べて低コストとなっております。
■免許不要
特定小電力無線局のため、免許の取得が不要。

LoRaは、通信速度を犠牲にして、弱いノイズまみれの受信信号から正確に元の情報をうまく取り出せるように、送信(変調)・受信(復調)するデジタル無線の仕組みです。

各国の電波法では、原則として
 ・信号強度の上限
 ・帯域幅の上限
 ・中心周波数
 ・最大送出時間
 ・最低停波時間
 ・キャリアセンス(衝突回避)
などが定められており、LoRaは、その帯域幅内で、信号拡散を図ることで、信号の冗長性、対ノイズ耐性を高めています。

※LoRaは、LoRaスペクトラム拡散方式を採用しています。
スペクトラム拡散は、信号の変調方式の一つ(二次変調)で、元の信号の周波数帯域の何十倍も広い帯域に拡散して送信する技術です。
ノイズの影響や他の通信との干渉を低減し、通信の秘匿性を高めることができる特徴を持ちます。

20mW(微弱な電波)でありながら、LoRa変調による効果で、見通しがよければ、10km以上届きます。※
ただし、設置環境(高さ・周辺の電波状況・見通し)や電波状況等によって大きく変動します。
また、アンテナの種類、設置状態も影響します。

[実用的な目安]
・ビル
・マンション一棟丸々
・学校や工場の敷地内
・山頂から見渡せる範囲
・市街地 ~800m
・郊外 ~3km
・田園地帯 ~10km

※値は[E220-900T22S]のものです。

理論的な瞬間ビットレートは1.7kbps ~ 62.5kbpsとなります。
ただし、電波法で定められた、電波休止時間を守るなどの対応が必要なため、国内での利用においては、連続送信時は最大でこの半分程度になります。

ビットレートは、LoRaに設定する通信パラメータ『帯域幅』『拡散係数』によって決定します。

LoRaWANは、Semtech/IBMが中心になって策定された規格で、920MHz帯を利用するLPWAです。
PrivateLoRaは、LoRaWANの仕様に縛られることはなく、独自仕様でのデータ送信が可能です。
LoRa変調を用いたLPWAで、基本的に無線部分は全く同じものです。無線性能(到達距離やノイズ耐性など)には基本的に性能差はありません。

LoRaWANは、世界各国の電波法規制をできるだけ共通に扱えるように下位レイヤの設計をし、上位プロトコルをLoRaWANという通信規約でとりまとめたものです。
また、主に商用サービスが可能なように設計されており、特に日本国内では、送信電波時間規制の影響で、実際のペイロードサイズが11byteに制限されます。

PrivateLoRaは、原則、自前でゲートウェイを設置して使用します。
LoRaに適した国内のISMバンド920MHz帯での制限が最も緩く、特定小電力20mWモデルが普及しており、さらに、送信頻度の制約はあるものの最大250mWまでがアンライセンス(無線局の届出と電波使用料のみ必要)で使用可能です。

当社[E220-900T22S(JP)]はPrivateLoRaモジュールのため、通信費用はかかりません。
[E220-900T22L(JP)]も通信費用はかかりませんが、登録局(陸上移動局)の登録と年間利用料が必要です。

LoRaWANのサービス提供回線を使用する場合は、通信費用が必要です。
※金額は、各社サービス提供会社により異なります。

同一メーカのモジュールを使用する必要があり、異なるメーカ同士の接続はできません。

[E220-900T22S(JP)]、[E220-900T22S(JP)R2]、[E220-900T22L(JP)]はRoHS対応です。

省電力性、通信距離に対して低コスト(PrivateLoRaは通信料不要)であるため、機器の小型化、使い捨て機器や屋外設置利用などに非常に向いています。

また、電源回路の構成や電池の選択によって、また、LoRaモジュール搭載の電力削減機構によって([E220-900T22S(JP)]の場合はWoR機能)、長期間の待ち受け動作などをベストパフォーマンスで実現できます。

1対多、多対多などアプリケーションでの使用方法を工夫すると、電波のブロードキャスト特性をうまく使用して効率的な通信トポロジを形成可能です。

電波が届く範囲に通信相手が存在する場合、台数に制限はありません。
正確には、TCP/IPのようなソケット通信と異なり、UDP/IPに近いコネクションレスのデータグラム通信ですので通信相手とのコネクション確率はありません。(ユーザアプリによって、疑似的にコネクションやセッションを模倣させることは可能)

接続台数は、電波の占有時間(通信パラメータによるAir Time)と、ペイロード長により決まります。
また、送達確認符号返答(ACK)などの実施の有無によっても変わります。
一日に数回程度、小さなデータを送信するケースで、複数チャンネルを区分けして使用する場合は、万単位のエッジ機器を同一電波到達エリア内で使用することも可能ですが、最もシンプルで小型な1チャンネル構成の場合は、最大でも1,000ノード程度と想定するのが安全といえます。

国内では、モジュール同士が近接する場所で強い電波放射を捉えた場合、自らの電波発射を遅延させる機能(キャリアセンス)の装備が義務づけられており、大きな干渉は避けられますが、LoRa変調は離れた場所での電波復調が可能なことから、他の通信変調方式に比べてこのキャリアセンスの機能性はやや薄れる場合があります。

親機側の受入数の制限はありませんが、厳密には送信サイクル内にずらして送れる数が上限となります。
※送信データ量、各種パラメータおよび送信サイクル時間等で上限が決まる形となります。

他の920MHz無線(FSK通信方式など)とは干渉します。
ただし、国内では、この帯域に多数のチャンネルが割り当てられており、実用的な範囲と使用方法では、それほど干渉ジャミングによる通信遮断は大きくはありません。

また、Wi−Fi(2.4GHz, 5GHz, 6GHzなど)、Bluetooth(2.4GHz)、Zigbee(2.4GHz)、電子レンジなど、他家庭やオフィスで使用される無線機器などとは干渉しません。
工場や無線計測機器などで920MHzを使用している場合は、チャンネル選択に配慮すれば干渉を防ぐまたは低減することが可能です。
干渉を避けるための国内の920MHzの正規通信機器キャリアセンス機能が実装されており、相互の電波干渉によるパケットジャミングの影響はある程度低減されます。

LoRaを含む全ての920MHz帯無線機器の影響を受ける可能性があります。
影響がある場合は、チャンネルのなど調整をお願いします。

PrivateLoRa通信は、ビットレートが低速である以外においては、ほぼリアルタイムに無線伝送は可能です。
ただし、確認応答(ACK)などを組み込む場合は、それとのトレードオフによってリアルタイム性は損なわれます。

弊社調査結果では、到達範囲内における定点間通信において、一般的なLoRaパケット到達率は70%〜99%程度です。
安定していると思われる場合でも、30%程度のパケット損失が発生しうる場合があると考えて全体を設計することが必要ですが、到達保証を必要としない使用方法においては、リアルタイム性を確保してそれを優先する使用方法も可能です。
ただ、その場合でも、ペイロード長、LoRaパラメータによるAirTimeが長くなることによる、送達遅延は含まれるため、設計には注意が必要です。
これらは、計算シートを用意しておりますのでそちらで計算可能です。

マイコンは搭載していますが、内蔵マイコンは国内電波法、ARIB STD-108等の規定・規約に従った振る舞いを保証するため、書換、改造などはできません。

外部にマイコンを接続して使用していただく必要があります。

Private LoRaモジュールには、送受信回数制限などはございません。

海外での使用においては、当社LoRa通信モジュールを持ち込み、(許可や届け出を得て)使用できる国もありますが、ほとんどの国では、電波法、帯域割り当てが異なるため使用できません。
(使用国に依存しますが)ハードウェア・ソフトウェアインターフェース、コンパチの海外姉妹製品をご提供させていただくことは可能です。

当社モジュールは、日本の工事設計認証を取得した製品となっており、日本国内であれば免許不要でご利用いただけます。
海外に関しては、それぞれの国で認証取得が必要となり、使用する周波数も異なります。

中国:使用周波数が大きく異なりますので、ご使用いただけません。

アメリカ:本モジュールは、FCC認証を取得しておりますので、ご利用いただける可能性はありますが、当社モジュールを組み込んだ製品の登録が必要との認識です。※詳しくは、アメリカの管轄当局へご確認願います。

カナダ:FCC認証を活用できる可能性はあるかと思いますが、活用できた場合でも、当社モジュールを組み込んだ製品の登録が必要と思われます。※詳しくは、カナダの管轄当局へご確認願います。

通信先となる場所の直線状に遮蔽物がある場合、LoRaの無線電波は減衰してしまいます。920MHzのため、2.4Ghzに比べるとある程度回り込みが期待されますが、環境によっては通信が難しくなります。
まずは使用を考えている場所で、AirCheckerにて電波測定をしていただくことをお勧めします。

<AirChecker>
https://dragon-torch.tech/cat-components/other/dtp-accu/

総合通信局への登録の際の記載内容につきましては、すでに総合通信局へ確認済みとなっております。
緑色の部分以外は変えずにそのままお出しください。

LoRaWANには接続できません。
当社E220シリーズのLoRa通信モジュールは、Private LoRa用のモジュールとなります。
当社モジュール同士でご利用ください。

省電力・低価格・高性能!

詳しくは、https://dragon-torch.tech/rf-modules/lora/e220-900t22s-jp/をご覧ください。

各動作モード、動作の瞬時電流、待機電流は、
 送信時:43mA / 受信時:8.2mA / スリープ時:2.5μA
です。
給電回路にて完全に電源を遮断すれば、実質0mAを実現可能です。

乾電池などの給電能力で十分に使用可能ですが、低温での利用時は電池の供給電流量が大幅に低下するため、屋外での使用時は注意が必要です。

動作定格は、3.3V ~ 5.5V(3.3〜3.45V程度のレンジでは送信出力が小さくなります)
推奨電圧範囲は、3.5V ~ 5.0V(絶対定格5.5V)となります。

乾電池2本の昇圧回路、3本の直列電池などそのまま接続して使用でき、また、LiB/LiPoなど3.7V系2次電池を直結して給電できます。

工事設計認証を取得しています。
工事設計認証番号:001-P01730

税込単価:¥1,540(税抜単価:¥1,400)からご提供しております。
ロット数により提供価格は異なります。
詳しくはお問い合わせください。

WoR(Wake on Radio)は、節電・省電力を目的とした機能です。
ワイヤレス電波により待機状態のモジュールを稼働させることにより、待機電力を大幅に削減することができます。

受信時:8.2mA → WOR待機時:平均電流60μA
(受信待機比 1/137)

[E220-900T22S(JP)R2]と[E220-900T22L(JP)]は低電圧動作モードを搭載しています。

[E220_900T22S(JP)_R2]の方には右上部分にⒶのマークが入っています。

モジュール見分け方

[E220-900T22S(JP)]はファームウェアver.1.0系に対応したモジュールで、[E220-900T22S(JP)R2]はファームウェアver.2.0系に対応したモジュールです。

ファームウェアver.2.0系とファームウェアver.1.0系の違いとしましては、
<[E220-900T22S(JP)R2]データシート>
https://dragon-torch.tech/wp-content/uploads/2024/11/DS241012JA_E220-900T22Xv2_Rev.1.0.2.pdf
の1.5節にて記載しています。

ファームウェアver.2.0は、ver.1.0系への後方互換性に配慮した上で、設計者による外付けMCU(マイコンなど)と本通信モジュール間で行われる通信や信号の精度を高め、また、ビットエラーによる文字化け検出(チェックサム機能)、エラー発生時の例外処理のためのステータス管理(ステータスレジスタ)、無線通信処理のブラックボックス化を避け、法的に許容される範囲において、アプリケーションで通信時の振る舞いを決定できる機能(キャリアセンスカウンタ、タイムアウト設定)の強化などを大幅にアップグレードしたものとなります。

ファームウェアのバージョンが違い、ドキュメントボリュームもかなり異なります。以下の要件が必要無い場合、まずは評価に関しては[E220-900T22S(JP)-EV1]で良いかと思います。
評価セット商品(E220-900T22S(JP)-EV1-S)もございます。

詳細は、
<[E220-900T22S(JP)R2]データシート>
https://dragon-torch.tech/wp-content/uploads/2024/11/DS241012JA_E220-900T22Xv2_Rev.1.0.2.pdf
のP.10をご覧ください。

<要件>
・低電圧モードでの利用
・ビットエラーによる文字化け検出(チェックサム機能)
・エラー発生時の例外処理のためのステータス管理(ステータスレジスタ)
・アプリケーションで通信時の振る舞いを決定できる機能(キャリアセンスカウンタ、タイムアウト設定)など

電源OFF
電源ON ... 受信待機時 9.1mA
30ミリ秒後
Sleep状態 ... Sleep時 2.5uA

次のATコマンドが来るまで待機

AT+DJOIN ... 送信時 67mA
280ミリ秒後
Sleep状態 ... Sleep時 2.5uA
約5秒後
応答受信 ... 受信待機時 9.1mA
360ミリ秒後
Sleep状態 ... Sleep時 2.5uA

次のATコマンドが来るまで待機

AT+DTRX ... 送信時 67mA
180ミリ秒後
Sleep状態 ... Sleep時 2.5uA
1秒後
受信スロットRX1 ... 受信待機時 9.1mA
240ミリ秒後
Sleep状態 ... Sleep時 2.5uA

次のATコマンドが来るまで待機


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