Q.E220-900T22S(JP) のためのサンプルプログラムはありますか?
A.以下のページのダウンロード・サポートにて、サンプルコードをダウンロードしていただけます。
・Raspberry Pi用 Python サンプルコード
・ESP32・Arduinoライブラリ
・Raspberry Pi Pico 用 micro Python サンプルコード
Q.送受信プロトコルで’ACK’などを利用する場合のサンプルなどはありますか?
A.’ACK’等を利用する場合は、アプリケーションに合った通信プロトコル設計が必要になりますので、 疑似コード をご参考にしてください。
Q.使用するアンテナは、他社製や独自で用意するものは使えますか?
A.弊社からご案内しているアンテナ以外は、お客様の責任にて電波法の下ご判断ください。
設計認証では、アンテナの登録が必須(セット)になっておりますため、他社製含む、登録認証済みのものを弊社からアンテナリストとしてご案内しています。
アンテナ利得は、原則 3dBi以下となります。
独自アンテナの利用は、弊社での取得済みの設計認証の範囲を超えますので、お客様の責任にて電波法の下ご判断ください。
Q.E220-900T22S(JP) は、Air送信中に同時にAir受信もできますか?
A.送信中には同時に受信はできません。内部で、RFスイッチにより切り替え、遮断されています。
Q.トランスペアレント送信モードで連続して送受信を行うと、AUXがLowになったままで送受信ができなくなります。
何か解決策はありますか?
A.解決策は2つあります。
1.トランスペアレント送信モードで使用を継続する場合は、コンフィグ設定にてRSSI環境ノイズの有効化を行っておき、データ受信した後は、必ず1度、RSSI環境ノイズを取得するコマンド(
2.トランスペアレント送信モードではなく、アドレス、チャンネルを指定する固定送信モードの使用時には、この現象は発生しません。
(連続通信など本格的な使用については、トランスペアレント送信モードは推奨いたしません。)
Q.E220-900T22S間のデータ送信時間を教えてください
A.サブパケット長別に、BW値、SF値の設定によって変わるAirデータ送信時間の表になります。ダウンロードしてご確認ください。
Q.LoRa通信モジュール(E220-900T22S(JP))のサイズについて、パッドの並びの長編の合計が26.0mmではなく、26.03mmになりました。正しいのでしょうか?
A.モジュールのサイズは、±0.1mmの誤差がございます。
データシートに記載されている数字を合計した場合、26.03
(2.00+1.27+1.27+1.27+1.27+1.27+1.27+1.27+11.2+1.27+1.27+1.40)となりますが、誤差±0.1mmに収まるため、正しい情報となります。
詳細は、
https://dragon-torch.tech/wp-content/uploads/2023/08/module_size.pdf
をご確認ください。
Q.LoRa通信モジュールの設定は内部記憶されると理解していますが合っていますか?電源投入毎に設定しなければならないのでしょうか?
A.設定されたパラメータは電源OFF後も保存され、電源ON後は保存されたパラメータで動作します。
アプリケーションの信頼性を高めるためには、電源ON時には設定をしなおすのが良いです。
Q.LoRaモジュールを搭載した機器を複数台利用する場合、機器のアドレスは機器固有にした方が良いですか?
A.送信側、受信側で同じアドレスで送受信できますが(チャンネルは同じ場合)、基本的には機器ごとに変えるのが良いです。
例として、送信側(基地局など)でブロードキャスト送信(アドレスOxFFFF指定)で同チャンネルの受信側全機器向けに送信し、受信側からの応答データに自機アドレスを付加することなど、アプリケーションの拡張性に活かすことができます。
Q.E220-900T22S(JP)には,MACアドレスのようなあらかじめ設定された装置固有の番号はありますか?
A.E220-900T22S(JP)に固有情報はございません。
プログラムによる動作モードの設定(レジスタ設定)でLoRaモジュールの自機アドレスを設定することやアプリケーションで独自に決定する自機デバイスIDにより固有のIDとして運用することが必要になります。
Q.基地局と遠隔局の双方向の送受信において、同じチャンネル、別チャンネルどちらが良いですか?
A.アプリケーションの設計(送受信の頻度、データ長など)によっても違いますが、別チャンネルでの運用をおすすめします。
送受信で帯域やパラメータが重複しますと、通信機器が増えたときに伝送空間帯域を多く消費して、送信待ちや混信が増加するため、ソフトでの対処がより必要になります。送受信の頻度が低い場合には、問題になることも少ないと言えますので、設定条件と対応策のバランスになります。
Q.複数のLoRa子機から一斉にLoRa親機にデータ送信した場合、親機は全データを受けとることはできますか?
A.送信タイミングをずらすことで、複数の端末のデータを受信することができます。
完全に同じタイミングで送信した場合は、送信電波が輻輳することになりますので、LoRa通信の仕組み上、RSSI(受信信号強度)が一番高いパケットの送信端末1台のデータを復号でき、受信できるかもしれませんが、送信タイミングをずらすことで、複数の端末のデータを受信することができます。
Q.LoRa親機が同時に受け入れることができる子機の数は?
A.親機側の受入数の制限はありません。
親機側の受入数の制限はありませんが、厳密には送信サイクル内にずらして送れる数が上限となります。
※送信データ量、各種パラメータおよび送信サイクル時間等で上限が決まる形となります。
Q.LoRa通信モジュール(E220-900T22S(JP))は、LoRaWANに接続できますか?
A.LoRaWANには接続できません。
当社LoRa通信モジュール(E220-900T22S(JP))は、Private LoRa用のモジュールとなります。LoRaWANには接続できません。当社モジュール同士でご利用ください。
Q.近隣でLoRaの利用が行われている場合、影響はありますか?
A.影響する可能性があります。
LoRaを含む全ての920MHz帯無線機器の影響を受ける可能性があります。影響がある場合は、チャンネルを調整するなどの調整をお願いします。
Q.Air伝送の送受信データを確認できる専用のアナライザはありますか?ない場合は、どのようにすれば確認できますか?
A.専用のアナライザはございません。本モジュールのアプリケーションにおいて、Air伝送を検証される方法は本モジュールを使ってモニタリングを行うこととなります。
Air伝送のモニタリングを行う方法としましては、弊社製品サイトの「LoRaモジュール評価ボード 利用ガイド」https://dragon-torch.tech/cat-components/rf-modules/e220-900t22s-jp-ev1/にあります、ダウンロード・サポートで、LoRaモジュール評価ボード ご利用方法 ver.3 (Raspberry Pi用サンプルコード付き)[ZIP]をダウンロードしていただき、その中の受信スクリプト(receive.py)を
・LoRa無線USBドングル(USB_E220_900T22S)上で、
あるいは、サイトにありますように、
・RasPi+ LoRaモジュール評価ボードを用いて
実行していただき、受信パケットのHEXダンプでご確認いただくことがよろしいかと存じます。
このとき、モニタのLoRaモジュールのOwnAddressを0xFFFFにしていただくことで、複数子機のパケットを受信できます。
Q.E220-900T22S(JP)-EV1を購入しました。モジュールの設定などをせず簡単に動作確認する方法はありますか?
A.出荷時のデフォルト設定での動作を以下の方法で実施できます。
E220-900T22S(JP)-EV1+ホスト(PCあるいは開発用デバイス)で送信、受信のペアをご用意いただき、モジュールのVCCを5Vに、GND、M0、M1 を GND につなぎ、TXD、RXDをそれぞれ接続。PCであればCOMxx(xxはポート番号)が認識できるターミナルアプリを利用すれば、キーボードからのデータの送受信ができます。開発用デバイスでは、UARTを利用した送受信のコードを書くことで送受信が確認できます。
Q.他社メーカのLoRaモジュールと接続できますか?
A.接続できません。
同一メーカのモジュールを使用する必要があり、異なるメーカ同士の接続はできません。
Q.暗号化キーが 0x0000 の場合、暗号化はされないということですか?
A.暗号化は必ず行われます。暗号化キーが 0x0000 で暗号化されるということです。
Q.1秒間に送信できるバイト数の計算方法はありますか?
A.はい、以下例をご参照ください。
例として、Air Data Rate を 62,500bps(BW値500,SF値5)、サブパケット長200バイトの場合、
1つのLoRaパケット200バイトの送信時間は、データ送信時間計算表(https://dragon-torch.tech/cat-components/rf-modules/e220-900t22s-jp/)から、約51m秒となります。
これに加えて、UART でLoRaモジュールへのデータ送信で約208ミリ秒(200×10ビット/9600bps)。
送信休止時間の50ミリ秒を加えると、51+208+50=309ミリ秒かかります。
連続してパケットを送信する場合は、単純計算で1秒間に平均して約647バイトが送信できることになります。
(1パケットで200バイトを送信するためには、周波数チャンネルをBW値毎に制限された値にする必要があります。)
Q.Air伝送データを受信したことを即座に外部MCUが知る方法はありますか?
A.はい。AUXピンのLowエッジで外部MCUに割込みをかけることで可能です。
E220-900T22S(JP)データシートのタイミングチャート(5.6.1 UART出力の状態指示)にありますように、UART側に出力する前にAUX端子からLowを出力しますので、外部MCUへ割り込みをかけることができます。
Q.市街地での実験で、送信終了(受信完了)までの時間にバラつきがありますが、何が考えられますか?
A.市街地ですと電波干渉が考えられます。
本モジュールが使用している、920MHzテレメトリー通信の法令・業界規格において、電波干渉回避の実装が義務づけられています。
そのため、近隣で同周波数帯の電波を観測した場合(キャリアセンス)は、遅延送信をすることになります。
検出閾値は、-80dBmと法令で定められています。これを上回る電波を受信した場合、それがなくなるまで送信を待機します。
また、連続送信でのインターバル待機規定もありますので、アプリの設計においてはその影響の可能性もあるかも知れません。
Q.受信感度を実験したデータなどはありますか? 実験環境を作るのが面倒で、目安的なものがあれば。
A.はい。弊社サイトの「AirChekerによる通信距離と信号強度のフィールド実験」をご覧ください。
「AirChekerによる通信距離と信号強度のフィールド実験」
参考データのダウンロードもできます。
Q.200バイトを送信したいのですが、197バイトしか送受信できません。
A.送信パケット長は、固定送信モードとトランスペアレントモードで違いがあります。
トランスペアレント・モードで、送受信ともに同アドレス、同チャンネルで最大200バイトの送受信が可能です。
固定送信モードの場合には、送信先のアドレス、チャンネルをパケットに含みますので、3バイト少なくなります。
Q.提供されているサンプルプログラムでは、送信N台、受信1台の場合、受信時にデータの取りこぼしが起こります。
A.サンプルプログラムは、複雑化を防ぐために、送信N台、受信1台については実装していません。
アプリケーションの設計に多分に影響されるためになります。
実験的に作成したものはありますので、必要時に弊社サポートにお問い合わせください。
あくまで実験的に作成したものですので、実際の個々のアプリケーションに適合するかはわかりかねますのでご承知おきください。
Q.レジスタの設定でREG0(AirDataRate)に定義されていない値がセットされた場合はどんな動作になりますか?
A.定義されてない値を設定した場合は、SF値=7、BW値=125khz(5,469bps)の設定として動作します。
Q.マルチホップの中継器(中継基地)にモジュールは上位通信用・下位通信用と2台必要になりますか。
A.アプリケーション設計にも関わりますが、1台でも可能です。
E220-900T22S(JP)には、送信先アドレス、チャンネルが指定できる送信モードがありますので、上位側と下位側への送信を区別することができます。
Q.データシートの2.2 動作パラメータ(P.8)で、WORサイクル2,000msecのとき受信動作チェック時間とありますが、他のサイクルでは違うのでしょうか?
A.WORサイクルが変わっても20msecです。
「E220-900T22S(JP) WOR機能について」
の図をご覧ください。図の中の『プリアンブル受信チェック』のタイミングに20msec間のチェックを行います
Q.I/Oが3.3VのCMOSレベルのマイコンと接続したいのですが、入出力の各電圧を教えてください。
A.電圧レベルは以下で設計してください。
入力電圧
Highレベル 最小:2.31V (= 0.7 * 3.3V)
Lowレベル 最大:0.99V (= 0.3 * 3.3V)
出力電圧
Highレベル 最小:3.05V (= 3.3V – 0.25V)
Lowレベル 最大:0.25V (= 0V + 0.25V)
Q.LoRaモジュール評価ボード(E220-900T22S(JP)-EV1)でANT端子とLoRaモジュールのSMA端子の間の部品は何ですか?設計時に必要なものでしょうか?
A.評価ボードは、基板の使い回しなどの都合で0Ω抵抗を入れていますが、それ以上の意味はありませんので製品化する際に0Ω抵抗を入れておく必要はありません。
Q.パターン設計時の注意事項があれば教えてください。
A.下記ご注意ください。
信号の反射を防ぐために、特性インピーダンスを、50Ωに整合させて、かつ、アンテナ配線を短くしてください。
通常マイクロストリップで設計しますが、どうしても筐体内で長くなるなら、同軸ケーブルでとってもらう方が性能は良いかも知れません。
また、パターン配線の問題ではありませんが、アンテナ周囲にアンテナ特性に影響を与えやすいものの配置は避けていただく方が、通信性能は良くなります。(金属、水分の多いものなどを避ける)
内蔵アンテナを使用する際など、基板にアンテナが近い場合は、ベタグランドが金属なので放射性能を劣化させるため、アンテナ取り付け位置にベタグランドを避けると性能が改善します。
Q.LoRaとは?
A.LPWA (Low Power Wide Area) の1つで、米国のSEMTECH 社が策定した無線通信方式です。
※LPWAとは、低消費電力で長距離のデータ通信を可能とする無線通信技術です。
■高受信感度による広域・長距離通信
低データレート通信にすることで、広域・長距離通信を実現。
■低消費電力
デバイス間のデータ通信速度を抑える代わりに、低消費電力で長時間稼働を実現。
■低コスト
弊社LoRaモジュールは、他社メーカーのモジュールと比べて低コストとなっております。
■免許不要
特定小電力無線局のため、免許の取得が不要。
Q.LoRaの電波の特徴は?
A.LoRaは、通信速度を犠牲にして、弱い、ノイズまみれの受信信号から、正確に元の情報をうまく取り出せるように、送信(変調)・受信(復調)するデジタル無線の仕組みです。
各国の電波法では、原則として
・信号強度の上限
・帯域幅の上限
・中心周波数
・最大送出時間
・最低停波時間
・キャリアセンス(衝突回避)
などが定められており、LoRaは、その帯域幅内で、信号拡散を図ることで、信号の冗長性、対ノイズ耐性を高めています。
※LoRaは、LoRaスペクトラム拡散方式を採用しています。
スペクトラム拡散は、信号の変調方式の一つ(二次変調)で、元の信号の周波数帯域の何十倍も広い帯域に拡散して送信する技術です。
ノイズの影響や他の通信との干渉を低減し、通信の秘匿性を高めることができる特徴を持ちます。
Q.LoRaWANとPrivateLoRa の違いは?
A.LoRaWANは、Semtech/IBMが中心になって策定された規格で、920MHz帯を利用するLPWAです。
PrivateLoRaは、LoRaWANの仕様に縛られることはなく、独自仕様でのデータ送信が可能です。
LoRa変調を用いたLPWAで、基本的に無線部分は全く同じものです。無線性能(到達距離やノイズ耐性など)には基本的に性能差はありません。
LoRaWANは、世界各国の電波法規制をできるだけ共通に扱えるように下位レイヤの設計をし、上位プロトコルをLoRaWANという通信規約でとりまとめたものです。
また、主に商用サービスが可能なように設計されており、特に日本国内では、送信電波時間規制の影響で、実際のペイロードサイズが11byteに制限されます。
PrivateLoRaは、原則、自前でゲートウェイを設置して使用します。
LoRaに適した国内のISMバンド920MHz帯での制限が最も緩く、特定小電力20mWモデルが普及しており、さらに、送信頻度の制約はあるものの最大250mWまでがアンライセンス(無線局の届出と電波使用料のみ必要)で使用可能です。
Q.LoRaの電波はどのぐらい届きますか?
A.見通しがよければ10km以上届きます。
20mW(微弱な電波)でありながら、LoRa変調による効果で、見通しがよければ、10km以上届きます。
ただし、設置環境(高さ・周辺の電波状況・見通し)や電波状況等によって大きく変動します。
また、アンテナの種類、設置状態も影響します。
[実用的な目安]
・ビル
・マンション一棟丸々
・学校や工場の敷地内
・山頂から見渡せる範囲
・市街地 ~800m
・郊外 ~3km
・田園地帯 ~10km
Q.LoRaは同時に何台接続できますか?
A.電波の占有時間(通信パラメータによるAir Time)と、ペイロード長により接続台数が決まります。
接続台数は、電波の占有時間(通信パラメータによるAir Time)と、ペイロード長により決まります。
また、送達確認符号返答(ACK)などの実施の有無によっても変わります。
一日に数回程度、小さなデータを送信するケースで、複数チャンネルを区分けして使用する場合は、万単位のエッジ機器を同一電波到達エリア内で使用することも可能ですが、
最もシンプルで小型な1チャンネル構成の場合は、最大でも1,000ノード程度と想定するのが安全といえます。
国内では、モジュール同士が近接する場所で強い電波放射を捉えた場合、自らの電波発射を遅延させる機能(キャリアセンス)の装備が義務づけられており、
大きな干渉は避けられますが、LoRa変調は離れた場所での電波復調が可能なことから、他の通信変調方式に比べてこのキャリアセンスの機能性はやや薄れる場合があります。
Q.LoRaの使い道で相性のよいものは何ですか?
A.機器の小型化、使い捨て機器や屋外設置利用などに向いています。
省電力性、通信距離に対して低コスト(PrivateLoRaは通信料不要)であるため、機器の小型化、使い捨て機器や屋外設置利用などに非常に向いています。
また、電源回路の構成や電池の選択によって、また、LoRaモジュール搭載の電力削減機構によって(E220-900T22S(JP)の場合はWoR機能)、
長期間の待ち受け動作などをベストパフォーマンスで実現できます。
Q.LoRaを使用するのに通信費用はかかりますか?
A.Private LoRaの場合は、通信費用は必要ありません。
当社「E220-900T22S」もPrivateLoRaモジュールのため、通信費用はかかりません。
LoRaWANのサービス提供回線を使用する場合は、通信費用が必要です。
※金額は、各社サービス提供会社により異なります。
Q.E220-900T22S(JP)の特徴は?
A.省電力・低価格・高性能!
詳しくは、こちらをご覧ください。
Q.E220-900T22S(JP)は技適をとっていますか?
A.工事設計認証を取得しています。
認証番号は下記の通りです。
工事設計認証番号:001-P01730
Q.E220-900T22S(JP)のWORの機能とは何ですか?
A.Wake on Radioの略称で、ワイヤレス電波により待機状態のモジュールを稼働させる機能です。
WoR(Wake on Radio)は、節電・省電力を目的とした機能です。
ワイヤレス電波により待機状態のモジュールを稼働させることにより、待機電力を大幅に削減することができます。
受信時:8.2mA → WOR待機時:平均電流60μA
(受信待機比 1/137)
Q.E220-900T22S(JP)は海外でも利用できますか?
A.ほとんどの国では、電波法、帯域割り当てが異なるため使用できません。
海外での使用においては、E220-900T22S(JP)を持ち込み、(許可や届け出を得て)使用できる国もあるますが、ほとんどの国では、電波法、帯域割り当てが異なるため使用できません。
(使用国に依存しますが)ハードウェア・ソフトウェアインターフェース、コンパチの海外姉妹製品をご提供させていただくことは可能です。
Q.E220-900T22S(JP)の伝送速度は?
A.1.7kbps ~ 62.5kbpsとなります。
理論的な瞬間ビットレートは1.7kbps ~ 62.5kbpsとなります。
ただし、電波法で定められた、電波休止時間を守るなどの対応が必要なため、国内での利用においては、連続送信時は最大でこの半分程度になります。
また、LoRa通信パラメータ(帯域幅、拡散係数よって、このビットレートは異なります)
Q.E220-900T22S(JP)の消費電力は?
A.送信時:43mA / 受信時:8.2mA スリープ時:2.5μA
各動作モード、動作の瞬時電流、待機電流は、
送信時:43mA / 受信時:8.2mA / スリープ時:2.5μA
です。給電回路にて完全に電源を遮断すれば、実質0mAを実現可能です。
乾電池などの給電能力で十分に使用可能ですが、低温での利用時は電池の供給電流量が大幅に低下するため、屋外での使用時は注意が必要です。
Q.E220-900T22S(JP)の動作電圧は?乾電池でも動作しますか?
A.動作定格:3.3V~5.5V (推奨電圧範囲:3.5V ~ 5.0V)
動作定格は、3.3V ~ 5.5V(3.3〜3.45V程度のレンジでは送信出力が小さくなります)
推奨電圧範囲は、3.5V ~ 5.0V(絶対定格5.5V)となります。
乾電池2本の昇圧回路、3本の直列電池などそのまま接続して使用でき、また、LiB/LiPoなど3.7V系2次電池を直結して給電できます。
Q.E220-900T22S(JP)の動作電源の低電圧動作版はないですか?(3V,3.3Vで動作)
A.3V程度の給電動作可能な製品の検討予定です。
内部回路は3.3Vで動作しています。ただ、モジュールの安定給電、安定化の構造から、現時点では低電圧動作版は提供しておりません。
今後、お客様の要望や、使用環境の変化、多様性などを考慮して3V程度の給電動作可能な製品の検討をさせていただく予定です。
Q.E220-900T22S(JP)のリアルタイム性はどのぐらい?
A.ビットレートが低速である以外においては、ほぼリアルタイムに無線伝送は可能です。
PrivateLoRa通信は、ビットレートが低速である以外においては、ほぼリアルタイムに無線伝送は可能です。
ただし、確認応答(ACK)などを組み込む場合は、それとのトレードオフによってリアルタイム性は損なわれます。
弊社調査結果では、到達範囲内における定点間通信において、一般的なLoRaパケット到達率は70%〜99%程度です。
安定していると思われる場合でも、30%程度のパケット損失が発生しうる場合があると考えて全体を設計することが必要ですが、到達保証を必要としない使用方法においては、リアルタイム性を確保してそれを優先する使用方法も可能です。
ただ、その場合でも、ペイロード長、LoRaパラメータによるAirTimeが長くなることによる、送達遅延は含まれるため、設計には注意が必要です。
これらは、計算シートを用意しておりますのでそちらで計算可能です。
Q.E220-900T22S(JP)は他の無線電波と干渉しますか?
A.干渉する可能性があります。
他の920MHz無線(FSK通信方式など)とは干渉します。
ただし、国内では、この帯域に多数のチャンネルが割り当てられており、実用的な範囲と使用方法では、それほど干渉ジャミングによる通信遮断は大きくはありません。
また、Wi−Fi(2.4GHz, 5GHz, 6GHzなど)、Bluetooth(2.4GHz)、Zigbee(2.4GHz)、電子レンジなど、他家庭やオフィスで使用される無線機器などとは干渉しません。
工場や無線計測機器などで920MHzを使用している場合は、チャンネル選択に配慮すれば干渉を防ぐまたは低減することが可能です。
干渉を避けるための国内の920MHzの正規通信機器キャリアセンス機能が実装されており、相互の電波干渉によるパケットジャミングの影響はある程度低減されます。
Q.E220-900T22S(JP)は1対多の接続はできますか?
A.可能です。
1対多、多対多などアプリケーションでの使用方法を工夫すると、電波のブロードキャスト特性をうまく使用して効率的な通信トポロジを形成可能です。
電波が届く範囲に通信相手が存在する場合、台数に制限はありません。
正確には、TCP/IPのようなソケット通信と異なり、UDP/IPに近いコネクションレスのデータグラム通信ですので通信相手とのコネクション確率はありません。
(ユーザアプリによって、疑似的にコネクションやセッションを模倣させることは可能)
Q.E220-900T22S(JP)のモジュールの中にマイコンは搭載していますか?
A.マイコンは搭載していますが、ご利用いただけません。
内蔵マイコンは、国内電波法、ARIB STD-108等の規定・規約に従った振る舞いを保証するため、書換、改造などはできません。
外部にマイコンを接続して使用していただく必要があります。
Q.E220-900T22S(JP)の価格は?
A.税込単価:¥1,540(税抜単価:¥1,400)からご提供しております。
ロット数により提供価格は異なります。
詳しくはお問い合わせください。
Q.梱包・送料は?
A.税抜8,000円以上で無料となります。
税抜8,000円以上:無料
税抜8,000円未満:有料
・ネコポス(税抜500円)
※ネコポスで配送可能な場合に限ります。
※日付指定はできません。
・宅急便(税抜1,000円)
※ネコポスでの配送が難しい場合は宅急便となります。
※日付指定の場合は宅急便となります。